朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2020春アニメ感想。

2020年春アニメ(2020年6月最終回アニメ)の一言感想です。
以下ネタバレ感想。

 ▼アルテ
面白かった!
貴族出身の女の子アルテが、逆境にも負けず、真っすぐに
一生懸命に画家を目指して突き進む物語。
頑張れていない自分にグサグサ突き刺さるセリフもあったりして
心が痛くなることもあったけど(笑)
アルテも色々な葛藤があり、悩みながら前を向く姿に元気をもらえた。
そして、ただ猪突猛進なだけでなく、自分の立場を考えたり
貴族としての教養を発揮しするところがあったり、頭の良い主人公と
いうところに好感が持てた。
アルテだけじゃくて、作中に出てくる女性は皆、方向性は違うけれど
美しく、思慮深く、一歩踏み出す勇気があって、見ていて気持ちがよかった。
画家の親方・レオさんがかっこいい。
なんだかんだアルテを心配してたり、仕事には厳しいけど根は優しい系の
男前な小西さんのキャラに弱いので、とても楽しかったです。

▼グレイプニル
花江さん主人公で、バトルものということで視聴。
序盤は気弱な主人公、強気なヒロインで、
紅愛さんすぐ脱いじゃうし(笑)、青年誌っぽいなぁ…という印象でしたが。
後半は修一も腹をきめて、(やや闇落ち感ありますが)主体的に動き始め、
記憶の謎だったり、バトルシーンも盛りだくさんで面白くなってきた。
バトルシーンの作画めっちゃ綺麗でした!
面白くなってきたところで最終回になってしまったので、続きが気になる。

▼啄木鳥探偵處
石川啄木金田一京助コンビの謎解き?もの。
OP,EDの曲がとても好みで、映像ともマッチしていて良かった。
エンディングに子孫の方や資料館各所のお名前があるのをつい見てしまう。
内容はミステリーというよりサスペンス?
推理ものとしてはやや強引だったり、情報が足りないなぁと思うところがあり、
謎解きを楽しむというよりは、探偵業や日常を通しての二人のやり取りを
楽しむという感じ。
石川さんは明るくて可愛い反面、他人の迷惑を顧みず遊び歩いてしまう欠点が…
京助さんはそれも承知の上で振り回されていましたが、見ていてちょっと
イラっとすることも。。
自由であるがゆえ「歌」の才能が発揮されるのだろうけれど…。
歌人仲間たちが視聴者の声を代弁してくれているようで毎回癒された。
吉井・萩原コンビのやり取りをもっと見たかった。
想ってくれる友がいることが羨ましいといった吉井に対して、
自分を指差して目を合わせる萩原が可愛かったし、それに対する
吉井のリアクションも可愛かったです。

▼BNA
TRIGGER作品。
キャラデザ、色彩、とてもおしゃれで可愛かった。
OP,EDもかっこよくて毎回見てしまう。
序盤は反獣人が起こす事件を解決していく一話完結の話で。
後半は銀狼教団が出てきたり、シルヴァスタの獣人病特効薬の話が出たり、
ニルヴァジールシンドロームが起こったり、アランが純血獣人だったり。
怒涛の展開でやや駆け足だったけど…逆に中弛みしなくて良かったかな。
アランが獣人だった話とか、あんまり長くやる話でもないかもしれないけど
金狼がかっこよかったのでもう1~2話見ていたかった。
アランが人間だったら、人と獣人の争いとして、獣人を恐れ人間化しようと
している人間のエゴと悪役感が際立ったけど、アランも結局のところ獣人で、
純血と混血の獣人同士の争いになってしまったところが、なんだかちょっと
もったいなかった。
裏で手を引いている人間はいたとしても、一番の黒幕は獣人のアランだし。
でも、純血種は純血として血統を守る誇りと苦労があっただろうし
混血と別格の考えを持ってるのも仕方ないよなと、憎みきれない。
作品の雰囲気は好きだったけど、メイン二人が結構苦手なタイプのキャラで
ちょっとしんどいことも…。
みちるの考えなしに突っ込むところとか、士郎さんの冷静に見えて結構
理性プッツンしやすいところとか。
その二人の真っすぐにぶつかるところが作品の魅力なのはわかるんだけど
落ち着いてーと思うことの方が多かったな(笑)