朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2021春アニメ感想

2021年春アニメ(2021年6月最終回アニメ)の一言感想です。
今期結構ツボに入るものが多くて楽しかったな。

 
▼SSSS.DYNAZENON
グリッドマンが面白かったので視聴。
怪獣バトルの演出はカッコよくてでやっぱり楽しい。
キャラクターはそれぞれ抱えているものがあって、直接的に解決するというよりは仲間との出会いとか他人との関わりによって少しずつ変わっていく感じが愛しい。
よもぎ・ゆめ・ちせの学生組の悩みも若くて可愛いけど、暦さんの同級生との再会とか何とも言えない今の自分に対するモヤモヤは共感できて心がえぐられる。
怪獣使いたちの過去、ガウマさん憧れのお姫様、ナイトくんと二代目さんあたりはちょっと説明不足?もう少し深堀してほしかったな。
ナイトくんは前作のグリッドマンと繋がってそうで気になる。


▼MARS RED
朗読劇からの派生アニメですが、私は朗読劇の方は観てないので初見。
大正時代の吸血鬼の物語。
前半の事件一つ一つは、吸血鬼になってしまった人と零機関をはじめ、周りの人との関わりだったりベタだけどダークな雰囲気が良かった。
前田大佐目線で話が進むのかと思ったら、後半は来栖が主人公にチェンジ。
後半は野良吸血鬼と金剛鉄兵と旧零機関入り乱れての戦争…零機関関の面々は各々目的のために散り散りに。
吸血鬼という生き物の歴史の中の大正時代の帝都で起こった一つの事件、として描かれていると思えば納得だけど、アニメ作品的にはちょっと尻すぼみなエンディングの印象。
クライマックスは半分正気を失った前田大佐は来栖に殺される…甘さが身を亡ぼすという前田の言葉に応えての来栖の成長…切ないけどね。。
別の藤沢さん脚本の朗読劇を観たことあるけど、若者を成長させたり守ったりして命を落とす展開、藤沢さんらしいなと思った。(別作品でも諏訪部さんのキャラがお亡くなりになってた)


▼バック・アロウ
元気が出る作品(笑)
キャラデザ、メカデザも派手派手で個性強いし、物語もわかりやすくて見やすい。
エッジャ村の皆がアロウと出会って土地を求めて旅をするところから。
アロウの正体が神から遣わされた人類を滅ぼす者ということがわかり、最後は神と対峙する冒険譚。
脳筋キャラが多い中で、シュウがチートくらい何でもできて話がテンポよく進むのが良かった、天然さんが多いとダレるので…。
あとは、梶さん主人公が最高、さっぱりした男前系のお芝居も好きだし人類を滅ぼす力が発動して苦しむところは梶さんの真骨頂。


▼転スラ日記
本編の合間の日常編。
可愛い転スラキャラが見れてただただ楽しいのと、季節の移り変わりを感じながら自然と共に生活する姿に癒される。
それにしてもリムル様、日本の行事を取り入れすぎじゃないですか?(笑)
異世界の生活を楽しみながらも、故郷の日本を恋しがっているようで少し切ない。


ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
面白かった。
正直、芦原の研究の細かいところまではまだ理解に至ってないけど、ユンとメイのやり取りを聞いているだけで気持ち良い。
論理的な部分だけじゃなく、アクション要素も満載で怪獣デザインもかっこ良くて見ごたえある。
ユングとペロ2のAIたちもアクセントかと思いきや、クライマックスで核になってきたのも最高。
機械とか無機物と釘宮さんCVの組み合わせ好きなので嬉しい。
エンディング曲も可愛くて毎回飛ばせない。
最終回でメカゴジラ?のようなものが登場…続編あるのかな、あってほしい。


フルーツバスケット
1stシーズンから全話完走!
有名作だけど見たことないなーと気軽に見始めたものの、内容がかなりシリアスで毎話心が痛かった…。
とにかく皆幸せになってくれて良かった。
特に、序盤は由希と透がくっついて夾は身を引くことになるではと思っていたけど、無事に幸せになってくれてそれだけで嬉しい。
透は由希を光の下に引っ張り上げてくれる存在だったけど、透が辛いときにいつもそばにいてくれたのは夾だもんね。
少女漫画の主人公ちゃんの性格苦手なことが多くて、透とも最後まで馬が合わないなぁという感じだったけど、もう夾が幸せならそれで満足です。
それにしても今日子さん、「許さない」は紛らわしい。。
最終回の由希の「母親のよう」という表現が的確で、それを透に伝えてくれたのも良かったし、由希には真知という存在ができたのも良かった。
他の十二支も慊人も、それぞれに何だかイチャついた最終回で少女漫画だなぁと。


▼バクテン!!
まず、キャスティングどうしたと驚くほど中堅有名どころの声優さん大集合で、ここは10年前かと思った…。
この共演が見れただけでも見る価値というか、お得感満載。
さらに作画が綺麗!
新体操のリアルな表現も、空を背景としたファンタジックな表現もどれも美しくて、突き抜けるような青も素敵。
物語も、翔太郎が男子新体操に惹かれて高校に入学し、仲間と共に大会を目指していく流れがわかりやすいし、それぞれの悩みや挫折も基本一話完結で解決してくれて気持ちがラク
爽やかに、でも一生懸命新体操に向き合って悩んで選び取る彼らを応援したくなる。
オープニングも曲と映像が見ていて爽快で良かったー。
劇場版決定おめでとうございます。


▼シャドーハウス
ダークファンタジー楽しい。
シャドーハウスでの奇妙な生活としきたり、生き人形と呼ばれる人間…いつ謎が明かされるのか、本来の立場は逆なのではないか、色々気になって物語に引き込まれる。
子供たちのやや自分勝手で輪を乱すような言動にはちょっとモヤモヤしつつも、クライマックスで明かされたシャドーは元々煤の妖精で、生き人形は記憶を消されシャドー家に仕えるよう洗脳されていることを思うと人格が未熟でも納得。
お披露目あたりから、仲間意識や社会性(社交性)を身に着けて成長する姿を見て少しず好感度アップ。
最終回で助けてくれたのはシャーリーとラム…お披露目で脱落し、シャーリーは人の姿を保てなくなってしまったけれどまだ記憶はありそう?
最後の最後で新キャラも登場したし、続編期待して良いのかな。


憂国のモリアーティ
分割2クールということで、続き待ってました。
1クール目では暗躍していたモリアーティ兄弟が、2クール目では本格的に人々の前に姿を現し、悪の対象として散るまで。
1クール目の懲悪ダークヒーローな物語は痛快だったけど、2クール目はそれぞれが悩みながらウィリアムを犠牲としていく流れで鬱々とした展開。
ケラケラと謎を解くことを楽しんでいたホームズも、殺人を犯したり、ウィリアムと自分の立場に悩んだりなかなか苦しい流れ。
最後の事件の火事は言葉一つで貴族たちが動いて拍子抜け。
犯罪卿という皆にとっての悪が死ぬことで人々の心は一つになるというイメージだったけどウィリアムが死ぬ前に手を取り合えるじゃんと思ってしまった。
最後はウィリアムとホームズが川に落ちるも、二人とも生還していたようで人知れず再会していたことが救い。
ウィリアムとホームズの悪と正義の敵同士でありながら、互いをライバルと認めて、願わくば友人でありたいという関係性はやっぱり最高。


▼86―エイティシックス―
とても好みの設定で面白かった。
原作は全然知らなくて、ただ声優さんに釣られて見始めましたが見てよかった!
この作品と引き合わせてくれた声優さんたちに感謝です。
帝国内にいるレーナと、86地区にいるシンたちエイティシックスたちの両方の目線がAパート・Bパートでそれぞれ描かれるのが面白い。
帝国内でエイティシックスを救おうと奔走するが権力や常識の壁に阻まれて苦悩するレーナ視点も良いけど、エイティシックス視点がド好みすぎて辛い。
仲良く日常を送っているところも、戦場でかっこよく戦っているところも最高。
エイティシックスと呼ばれ、国の外で死ぬまで戦うことを強制されて、仲間の死を何度も目の当たりにして、それでも戦うしかないのは感情移入すると毎週胃が痛くなる思いだったけど、客観的に見ると仲間に思いを託しながら散る姿が美しくて。
特別任務に出た後の、また前半とは作品の雰囲気が変わる感じも良かった。
目的を遂げたシンを心配そうに見守るライデンに共感しまくり。
案の定、シンは皆を残して一人で敵に向かっていって…最後は首を持っていかれたということなんだろうか。
他の仲間たちは死んでしまったのだろうか。
気になるところで1クール目終了、早く続きが見たい。
あと、音楽が最高だと思ったら澤野さんで納得。