朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

フィスト・オブ・ノーススター再演②

ミュージカル 「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」
再演、2回目行ってきました!
有休が1日取れたので、せっかくなのでマチソワ両方観劇。

まずはマチネのネタバレ感想。
内容は配信されているのでざっくり。

 




ダブルキャスト
ラオウ永井大さん
ユリア:May'nさん
ジュウザ:上川一哉さん
シン :植原卓也さん
リン:桑原愛佳さん


初日のダブルキャストは初演キャストさんだったので、やっと今回の新キャストさんを観れました。

永井さんのラオウは、闘志がみなぎっている若々しいラオウ
福井さんのラオウは世界を統一し、あとはユリアを手中に収めるだけとドンと構えているような印象を受けたのに対し、永井さんは制圧途中でまだまだ戦うぞという勢いを感じる。
歌やお芝居はミュージカル初挑戦で頑張っていらっしゃるなと感じるところもありつつ、アクションの型・動きは決まっていて、それも相まって戦うラオウという印象が強い。

上川さんのジュウザは蕩ける…。
伊礼さんのジュウザは明るく、一緒に楽しもうとテンションを上げていくスタイルなのに対して、上川さんセリフも歌も優しくて甘い。
アドリブは伊礼さんの影響も受けて?「(配信カメラの)視線を感じるな」「アフタートークもある」とメタなネタを入れてくださって楽しい。

桑原さんのリンちゃん…可愛い…!!
小柄で内また気味に立っている姿とか、本当に原作のリンにシルエットのイメージが重なる。
山﨑さんのリンがちょっとお姉さんで、ケンに救われた後は自分の意志でしっかり動いているというように感じ。
桑原さんのリンは「自由」「悪魔に従わない」ということを理解しつつも行動に移すのには勇気を振り絞っているような印象。

ダブルキャストそれぞれ印象が違うところがあるけれど、キャラクターの枠からは外れず、どちらも「そのキャラらしい」ように思えるのが不思議で何度見ても楽しい。


そのほかメモ
・青年ラオウの「誰だ」の言い方は、初日は落ち着いていたけど、この回は初演の時のような「誰だッ!?」に戻ってた。。
・バットの「暴力バンザイ」の「一人で生きていくのは辛い」あたりで舞台上に寝っ転がりながら歌ってるのに歌声が全然ブレなくて、渡邉さんの歌唱力に何度も驚かされる。
・客席降りを見越して1階通路近くの席を確保したらマチネは下手側を取って当たり、 女装レイを近くで観られて嬉しい。
 舞台上の姿を見ると細身で女性的だけど、間近で見るとやっぱり背高くて存在感ある…!
・村でマミヤは目の前で両親を殺されたという話になったり、リンが怯えているときにバットがチラチラと気にかけて背に庇うように立ったりしているのが良い。
 原作のこの後の物語を知っていると一層。
・村の宴でバットがリンにちょっかいかけて?リンが追いかけるのが可愛い。
 二人で元気に踊ってるのも可愛い。(そしてダンスが上手い)
 宴のシーンは初演のときも思ったけど目が足りない。
 ユリアを思い出してどんどん落ち込んでくケンと、マミヤとレイの絡みと、バットとリンのダンスと、トヨとミスミの歌と、他の村人たちの動きも気になる。
・1幕終わりの曲の最後でケンシロウの叫び声(雄叫び)が追加になっていた。
 Mottoアフトで、顔を上げるタイミングが合わなかったときに叫ぶ演出にその場で変えたと仰っていましたが、そのまま本採用になったのかな?
・バットがケンシロウに「強くなったな」と言われたときの「弱いよ」が、今までは照れ隠しのように少し笑って言っていたのが、落ち着いて自分の弱さを受け止めるような言い方になっていたのがグッときた。 
 「一人一人は頼りないけど、力を合わせれば未来を掴みとれる」という、仲間と希望を知ったバットだからこそ弱さを認められたのかと思うと嬉しい。
 「暴力バンザイ」では強がってたのに、素直に弱さも出せる仲間を得られて良かったね…。


カーテンコール
・小西さんトは手をぐるっと回してポーズを決めたあと、フッと手から何かを飛ばす仕草。
 ご本人Twitterで、有情拳を飛ばしてるとのこと笑
 決めポーズでは初日と変わらず、カサンドラ有情拳ポーズでやっぱり笑っちゃう。
・大貫さんが地面に拳をつくポーズをすると、ダチ○ウ倶楽部的な感じで飛ぶキャスト一同 笑
 カテコが自由すぎて楽しい。


アフタートーク
石丸さん(司会)、清水さん、三浦さん、大貫さん、May'nさん、永井さん、上川さん
・大貫さん「りょんとは知り合いだったけど、舞台では初共演。レイのシーンが追加されて、一層1幕ラストへの気持ちが沸き上がる」
・永井さん「事務所からラオウ役のお話が来ていると聞いて、マジっすか?!って。
地元の友達とかにも言ったらマジかって」って明るく話されてるのが、ラオウを演じてるときととてもギャップ。
 元々作品を好きでいらっしゃるようで嬉しかった。
・上川さんはジュウザの自由なところに苦労。
・清水さんは石丸さんにかなりしごかれたとか。
 上川さん「日に日に(ボーガンの)構えが上達している」
 May'nさん「楽屋から『裏切ったら殺す』って30回くらい。それが声出しなんだ!?って」
 永井さん「隣の楽屋から『裏切ったら殺す』って聞こえてくる 笑」
・大貫さんの「ユリアは思わせぶり。May'nちゃんがそういう女は嫌いって」
 という話題に対して
 May'nさんから「そういう人はね!ユリアが嫌ってことじゃないよ!」
 というコメントが聞けて安心。
  前日のMottoアフタートーク配信で「May'nちゃんがユリアみたいな女は嫌いって言ってた」という話が出て、ユリアのことが嫌いみたいなニュアンスにならないかハラハラしていたので。
 ユリアのことは嫌いじゃないし、いやらしく見えないボディータッチのお芝居を意識してる、というお話が聞けて良かった。