朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

エリザベート2022④

ミュージカル「エリザベート」2022
11/3ソワレ公演。

アミューズの貸切公演ということで、サイネージの写真が愛希さんと甲斐さんになっていたり、来場特典のムービーがあったり、特別感があって楽しかった。
特典ムービーのお二人が姉弟のようで(役では親子だけど)可愛くて癒されました。



キャスト組合せ
エリザベート:愛希れいかさん
トート :古川雄大さん
フランツ:佐藤隆紀さん
ルドルフ:甲斐翔真さん
ゾフィー香寿たつきさん
ルキーニ:黒羽麻璃央さん

2022年版4回目にして、やっと、愛希さんシシィ回を観れました!

愛希さんシシィ。
序盤の少女シシィは、溌剌としてお転婆な感じ。
見た目は花總さんのシシィより大人っぽいけれど言動は幼く見える。
お見合いでヘレネが選ばれると思って拍手するところも、花總シシィは心から姉を祝福している!という感じだけど、愛希シシィはこの場の意味を理解してるのかな?と思うくらいお見合いに興味が無さそうに見えた。
だからこそ「♪幸せになりましょ、二人で馬に乗り」の無垢さが余計に際立って、今後の不自由を全く予感していない感じが切ない。

見た目が大人っぽい分、成長し自我に目覚めたシシィを演じられているときは凛とした強さがあってかっこいい。
1幕ラストのドレス姿は、花總さんは女神的な崇めたくなるような手の届かない存在という印象だけど、愛希さんを見たときには菩薩や聖母のような手を差し伸べてくれそうな慈悲深い美しさを感じた。
でも「ただ私の人生は私のもの」はキッパリで、フランツの表情が少し曇るのが切ない。
「私が躍るとき」の勝ち誇った跳ね除けっぷりは最高、それは古川トートはギリッと悔しそうな顔してしまう。
ラストで死を受け入れるときの、古川トートとの身長差にときめく。
愛希さん背伸びしてるのに、それでも古川トートが膝曲げてるの可愛い。

黒羽ルキーニ
「鹿さんッ!?」とか、小鳥を飛ばした後ひと言いうなどアドリブが増えてて。
どんどんバージョンアップされているようで嬉しい。
トート閣下が登場するところで、閣下の振り付け真似するのは前からだった?
上山ルキーニがまだ見れていないけど、黒羽ルキは女中の振りを真似てたりするのが、茶化してるというより自分とは全く異なる存在を不思議そうに見てる感じが淡いい。
ファルセット苦手そうだなと前も思ったけど、後半少し声が掠れる瞬間があってドキドキ…公演後半になって疲れが出たりしないかちょっと心配に。

この回のマイヤーリンクのキスめっちゃ勢い良かった気が。
奪いにいったのか、奪われにいったのか…。