朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2023秋アニメ感想

2023年12月終了アニメの感想です。

▼鴨乃橋ロンの禁断推理
B-PROJECT ~熱烈*ラブコール~
▼ミギとダリ
▼カミエラビ
▼呪術廻戦 懐玉・玉折(第2期)
るろうに剣心明治剣客浪漫譚

 

ネタバレ感想




▼鴨乃橋ロンの禁断推理
ライトなミステリものっぽい雰囲気が面白そうで視聴開始。
1~2話完結の短編ミステリの形式は気楽に見られて良かったけれど、謎解きとしては状況証拠な部分が大きく、決定打に欠ける感じがやや消化不良。
状況証拠だけで自白してしまう犯人、みんないい人(?)たち笑
全体の流れとしては、犯人を自殺に追い込んでしまうロンの能力は意図的に付与されたものだということが発覚し第一期は終了。
犯罪卿ことモリアーティとシャーロックホームズの血統の匂わせもあり、ファンタジーな方向に進むのは驚いた。


B-PROJECT ~熱烈*ラブコール~
二次元でも三次元でもあまりアイドルには食指が動かないのですが、Bプロとかぶっ飛んだ二次元アイドルは好きなので今作も楽しかった。
が、今回はつばさちゃんの苦労に、イチOLとして共感できて辛かった…業界も職種も違うけれどオフィスワーカーは何かしら共感ポイントがあると思う。
取引先とコンタクトが取れなかったり、身内が勝手してトラブルが起きたり、自分のミスで上手く進まなかったり、毎回つばさちゃん頑張れ…という気持ち。
つばさだけではなく、Bプロメンバーも、今作は大きな事件が起きるわけではないけれど、アイドルとしてステップアップする中でのすれ違いや悩みが描かれている感じで、1期、2期と見守ってきた身としては感慨深い。
新規加入のUltrasはプロの自覚に欠ける行動で毎回ストレスだったけれど…。
つばさちゃんを気にかけてくれるメンバーがいることが救いで癒し、Bプロはつばさちゃんがヒロインとして扱われているところが好き。


▼ミギとダリ
母親の死の真相を知るべく、孤児院から老夫婦に引き取られた(引き取られるよう仕向けた)ミギとダリ。
キービジュアルはダークファンタジーっぽい雰囲気もあり、他人を欺きながら町を調べる様子はシリアスっぽいのに、二人で一人を演じていることがバレないように奮闘するところはコメディと思うような部分もあり、不思議なテイストの作品。
物語も、犯人探しに一条家の秘密、ミギとダリの喧嘩と成長と、展開がスピーディーで面白く、最終的に母の敵討ちがメインになるのかと思いきや、互いだけを信じて一緒に育ってきた二人が、外の世界や他人と関わることで違いを自覚し、異なる道を歩み出す前向きなラストが素晴らしい。
個人的にはダリの方が感情移入しやすかったので、ミギが敵討ちよりも今の生活を優先し始めるところは、同じだと思っていた兄弟が変わっていってしまう辛さが苦しかった。


▼カミエラビ
神の座を争って互いに殺し合うゲームに参加させられた面々が、与えられた特殊能力を駆使するバトルもの。
神になるためにバトルするというより、能力を悪用する人間を倒していく印象で、結局一人を選ぶには至らず?
2期があるようなので話は持ち越し、まだよくわからない部分が多い。
絵柄もキャラの性格も癖が強い感じなので、それが気にならないくらい物語もさらに面白くなっていくと良いなぁというところ。


▼呪術廻戦 懐玉・玉折(第2期)
じゅじゅは面白いけど個人的にあまり刺さる部分が無く割と淡々と見進めた感じ。
今期は想像以上に主要キャラが死んでしんどかった。
ジャンプ作品って、大人キャラが来ると安心というか、主人公勢が苦戦しているところに助太刀に来てくれて頼もしい、みたいなイメージあったけれど。
じゅじゅは全然気が抜けないというか、呪術師人手不足すぎんか…というくらい戦力不足で心配になってしまう。
まだまだ主人公サイド劣勢で、続きは気になるけどしんどい。


るろうに剣心明治剣客浪漫譚
るろ剣初見、ここにきてるろ剣に触れる機会に恵まれるとは。
有名作品だけあってやっぱり面白い。
修羅場をくぐり抜けてきた剣心の人間ができていること。
時には人斬りの人格に戻りそうになりつつも、強く、冷静に、強敵を打ち負かしていく勧善懲悪が気持ち良い。
敵も、金と権力のために動くようなヤツから、幕末の誇りを引きずっている者もいたり様々で、幕末オタクとして時には感情移入してしまう。
1期はまだ単発の物語な感じなので、2期にどう展開していくのか楽しみ。