『「ROCK MUSICAL BLEACH」~Arrancar the Beginning~』
5/12夜公演行ってきました。
初日おめでとうございました!
ブリミュをまた観られることが感慨深い。
初代ぶり…といっても、初代を知ったのがラスト公演あたりだったのでほとんど映像でしか見てないけれど。
原作も舞台も好きな作品なので、上演自体が嬉しい。
※5/20ネタバレ感想追記
www.rmbleach.com
ネタバレ感想
開演時の暗転で「もう一つの地上」が流れて懐かしすぎてちょっと泣いた。
ストーリーは尸魂界篇の後。
現世戻ってきたところから、織姫奪還のための虚圏潜入、そして愛染の目的が空座町侵攻だということが分かるところまで。
+浦原・平子の過去編。
キャラクター&武器ビジュアル、素晴らしかった。
人外だったり、特殊な武器だったり、BLEACHは難しい造形が多いけれど原作に忠実。
キャスト陣はビジュアルだけでなく、発表されたときにミュージカルで場数踏んでる方たちだなという印象だったので想像通りの歌唱力。
特に、一護役の木原さんをミュージカル作品で拝見するのは初めてでしたが、歌がとてもうまくて主演としての安定&安心感があって良かった。
体格的も線の細くて可愛い寄りの一護になるかなと思っていたけど、歌唱力とお芝居にの真っすぐさと男前さが一護らしくてハマり役だったことに驚いた。
あと、浦原役の根本さんは、言わずもがなですが殺陣が素晴らしい。
ブレのない体幹と太刀筋がいつ観ても美しくて、殺陣のシーン自体は少ないけれど印象に残る。
歌唱力のあるキャストさん揃いだからこそ、ミュージカルとしては歌が少なく感じてもったいなかった。
一曲歌い上げるというより、セリフの一部にメロディーがついたワンコーラスくらいの曲が多くて、ミュージカル作品としては歌での情報量が少ないなと感じてしまった。
特に、BLEACHみたいに武器や戦いが特殊で現実的に再現が難しいものであれば、歌で表現するのって合ってると思うんだけど・・・ここは好みの問題もあるけど、私はもっと歌を入れてくれたら嬉しかったと思った。
ほとんど歌唱がないキャラもいてもったいない!
「もう一つの地上」みたいにキャラ紹介というか、1人ずつのパートがある曲もあったら良かったな・・・。
(「もう一つの地上」はたしかライブ曲で、本編には組み込まれてなかった気がするからあくまでイメージ)
歌での説明というより映像で表現する部分が多かった印象。
過去作との差別化というか、今の技術を使った「新しいブリミュ」ということなのかなと思う反面、キャストさんの顔のアップの表情(収録映像)が映し出されたりするのは映像過多ではと思うところも。
役者さんがそこにいるんだから、表情や視線は生のお芝居で観られれば良いので。
前述のように、戦闘などの再現が難しいところも映像ではなく歌とお芝居で表現してくれた方が私の好みだなと思った。
なんというか、全部を漫画と同じように見せなくても、歌とお芝居とお客さんの想像力に頼ってくれて良いんだよ?と思った。
卍解などの衣装&武器チェンジも多くて大変だろうけど暗転も多かったので、そのあたりも(おそらく続編ありそうなので)改善されると嬉しい。
ストーリーも漫画の通りの順番だったのかな(原作の記憶が遠い)
全員で歌って盛り上がったところで終わりかと思ったら過去編が始まったので、そのあたりも漫画の通りじゃなくて、舞台としてのクライマックスの構成も考えてほしかったなぁ。
サイドシートだったので、映像などを正面から観られていないので入り込めなかった部分もあるかも。
もう1回、次はS席からの観劇予定なのでまた印象が変わるか。
脚本・演出面は色々書いていますが、BLEACHのキャラ達が動いて、BLEACHのストーリーをまた舞台で観られたことは純粋に嬉しくて楽しかった。