朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

ビジネスライクプレイ3

『ワーキング・ステージ「ビジネスライクプレイ3」』
5/4 昼公演行ってきました。

待ってました!約2年ぶりの続編!
会場も変わらず新宿FACEでまたこの距離感でお芝居が見られる贅沢を満喫。

worldcode.co.jp


ネタバレ感想

 

 

 

今作は万平さん不在の中、競合大手の電信との共同プロジェクトに参画するWEEKLYの金平班。
電信の赤城班はWEEKLYを対等に扱う気はなかったが、WEEKLYの企画が通らなかった場合は万平を電信に返すという交換条件を提示する。

有休を取り南の島でバカンス中の万平と赤城は電信時代の同期であり、ライバルで友人だった。
ライバルと認めていた万平の退社によって、本来万平が就くべき地位に自分がいることや、仕事に対するわだかまりを抱えていた赤城は、再び万平と仕事できることを願いながら厳しく仕事に打ち込んでいた。
しかし、万平が金平班に付けた「ビジネスライクプレイ」というキャッチコピーや神田の画策、そして万平の言葉により、がむしゃらだった新人時代の“仕事を楽しむ”気持ちを取り戻す。
プレゼンまで1週間の逆境の中、赤城班と金平班は共同でプロジェクトを遂行することを決意する。

 

電信の話が入ってくるので重めの内容になるのではと思っていましたが、そんな心配は無用でした 笑
今作も濃いキャラ同士のぶつかり合い!!
電信メンバーも曲者揃いで笑いっぱなし!
特に根津@菊池さんの「サボン教」の設定が強すぎるのと、神田@かとしょさんの不器用なのに一人で全速力で突っ走ってしまうところが笑

そして、南の島(という名の水道橋にある湘南)にいる万平さんの予想以上の存在感。
声のみ出演ということで、電話などで少し会話があるのかなと思っていましたが、がっつり万平さんの言葉が赤城の背を押す結果になったり、キャチコピーも作ってプロジェクトにも参画してたり。
声のみなのに、主要メンバーとしてきちんとストーリーに絡む脚本が見事だし、嬉しかった。

今作で金平班と赤城班が企画として扱うのはIPコンテンツということで。
過去作のお菓子とは異なり、かなりこちらの趣味(舞台とかゲームとか)に寄った内容になっていて、人気の持続性や展開の仕方など、コンテンツの裏側に踏み込んだセリフもあって色んな意味でドキッとさせられるところも。
金平班と赤城班が最後に提示した「兵器男子(兵器物語)」も色んな作品のオマージュ的な感じもあって大丈夫か!?と思ったけれど、物理的にも精神的にも攻撃が絶えない世の中に対するメッセージと、平和への願いが込められていて思いがけずグッとくる。

あと、自分の仕事ぶりが万平さんに追いつかず、部下にも裏切られたと思い込んだ赤城さんがビルから飛び降りようとしたときに、金平班がケロリと「楽しくないなら辞めるな」と言っちゃうところが好き。
仕事か死か、選択肢はそれだけじゃないぞって。
万平の影を追いかけて周りが見えなくなっていた赤城が、部下を信じて、仕事が楽しかったころを思い出すところには感動してしまった。

と、真面目な感じ部分もありつつそれは1割くらい笑
9割はコメディで、もうどれが台本でアドリブでハプニングなのか分からない。
噛んだり飛んだり若干セリフの甘さが多めの回だったかな?(二日落ちかな)
それさえもネタになって笑えてしまう…逆に絶対拾われてネタにされるから演じてる方は大変そう。
かとしょさんがセリフ噛んで、言い直してるうちに分からなくなってきて、それをエハラさんと今立さんがいじりつつフォローしてるのが面白すぎた。

ぷれすては回を追うごとにネタが増え(て公演時間が延び)るのが慣例なので、次に観に行くのがまた楽しみ。
開演前の特番で言っていた通り、曲数も多く、客席降りもあったりして、過去作よりパワーアップして本当に楽しかった。