朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

*pnish*

「*pnish* vol.16『*pnish*(パニッシュ)』」観に行ってきました。

*pnish* 20周年おめでとうございます!
5年ぶりの本公演嬉しい。
Twitterのタグに「再始動」とあるので今後の公演も期待して良いのかな。

 
今回は*pnish*メンバーのみ、小劇場で4人芝居。
とあるバーを舞台にしたワンシチュエーションコメディ。
客席も近くて、4人のお芝居をダイレクトに味わえて楽しかった。

役名の記憶が曖昧なのでご本人のお名前で失礼します。
物語はバーで佐野さんが目を覚ますところから。
店員もおらず、自分がなぜこのバーに居るのか記憶もない。
そうこうしていると、大学時代のミュージカル研究会仲間の土屋さん、森山さんが「気づいたら店に居た」と現れ、最後に研究会仲間でありこのバーのマスターだという鷲尾さんが現れる。
ミュージカルスターを目指しながら舞台の裏方をしている佐野さん、一発屋芸人の森山さん、実家の骨董屋を継いだが嫁とうまくいかない土屋さん、有名劇団の脚本家兼バーのマスターをする鷲尾さん。
20年ぶりの再会で近況や思い出話をしながら、4人は当時の情熱を取り戻していく。
一晩語り明かした翌朝、各々店を後にする。

半分はメタというか当て書き、20年というキーワードや、役の雰囲気もそれぞれに合わせた感じで、記念公演感満載。
どこまでが脚本?どこからがアドリブ?というくらい自然体な雰囲気で、顔見合わせて笑っちゃったり、噛んだのを拾うもの設定なのかガチなのか、良い意味で生感。
脚本として面白い部分と、脚本かアドリブかわからない4人の雰囲気が作り出す笑いと、会話のテンポの良さと、面白くてずっと笑っちゃった。
基本はコメディだけど、喧嘩のシーンなど急にスイッチがギュンと入るのがまたすごい、怖くなるほどの険悪な雰囲気の芝居がたまらない。
ドタバタコメディでハッピーエンド、元気になれる舞台で楽しかった!

ラストにはダンスパートもあるところが*pnish*公演らしくてまた嬉しい。
土屋さんのダンスの美しさはつい目で追ってしまう。

4人芝居も楽しかったけど、今度は客演も呼んで大きい公演も観たい。
これからの*pnish*の活動も楽しみにしています。