ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」、東京千秋楽おめでとうございました!!
前日たまたま見切れ席の販売に気づけて、最前で千秋楽観ることができて最高の観劇納めになりました。
ダブルキャスト/役交代
ユリア:May'nさん
トキ:加藤和樹さん
シン:上田堪大さん
レイ:上原理生さん
ジュウザ:伊礼彼方さん
ラオウ:宮尾 俊太郎さん
リン:近藤華さん
色々箇条書き
・♪忘れられない恋 のところ、最初はトヨとミスミのことを微笑ましく見ているケンシロウがユリアを思い出してるのか徐々に、切なげに元気なくなってくのが可愛い。
・レイが最期にフドウを連れてくるところ。
ケンシロウが泣きそうな顔しながらレイに手を差し伸べようとしていて、でも、気合いを振り絞って皆の前で気丈に振舞うレイを見て手を下ろす人間らしさと男気にこちらもうるっと。
レイがケンシロウにしかないものを見つけろときっかけを与えて、悲しみへの気付きがあって、レイが悲しみを怒りに変えろと、周りがケンシロウの成長を助けてる流れが良い。
皆ケンシロウのに託して、ケンシロウの中で生きてるんだ…。
・伊礼ジュウザ、鎖のシーンでアドリブ全開。
「どこかの国では最後のことを千秋楽って言うんだってー」笑
喋りすぎて、南斗最後の将ちょっと待ってたよ笑
・ユリアソロの氷と炎、今日すごく刺さった。
世界を治める男と、目の前の人を守る男、どちらも悪ではないんだよね。
やり方は置いといて、トウが言っていたように、ラオウが治めたことで世界が落ち着いた功績もあるようだし。
ユリアの苦悩がストレートに伝わってきたというか、ストンと共感できた。
・やっぱりバット役の渡邉さん上手い。
歌も最高だけど、バットの本当は優しくて寂しがりだけれど、それを出さずに強がっていて。
苦しい世界で生きるためには、優しさや善の気持ちを押し込めていかなきゃいけないんだという必死さ伝わってくる…。
トヨとの別れのときに、そんなものを全部捨てて自分の気持ちに従っているところがそれまでのバットとギャップがあって、舞台経験ほとんどないってホントかと疑うほどお芝居が上手いし堂々としていてすごい。
あと演出的なところ全然触れてなかったな。
ワイヤーアクションは最初驚いたけど、思ったより溶け込んで観れる。
アクションが無手で地上で組み合ってるシーンが多いから、ワイヤーの上下の動きがあると雰囲気が変わって、必殺技感もある。
無手のアクションは、武器より体力使いそうだし、後半までガンガン戦闘シーンあってホントすごいとしか出てこない。
あと、背景を投影するところで、客席の壁まで投影している一体感好きだったな。
千秋楽なのでカテコはキャストさんもテンション増し増し。
紗幕の後ろから盛り上がってる声が聞こえてる笑
ご挨拶は時間の都合でケンシロウ役の大貫さんのみ。
まだ大阪・名古屋公演もあるんだよね、最後まで無事に終えられますように。
カテコで出てくるたびに技を決めてくれる大貫さん、跳躍が高くて美しいのよ。
それに対抗して宮尾さんもめっちゃ飛んでくださった!
からの、最後はお姫様抱っこ祭りで眼福。
ケンシロウ×ユリア、バット×リン、レイ×マミヤ…皆ひょいって持ち上げてくるくる回ってるのすごいんだけど。
前方席で舞台観るの久しぶりだったけど、肉眼で表情までしっかり見れる席ってやっぱり良いなと改めて思った。
前回は2階だったので、全体とか投影の演出とか観れてそれはそれで楽しかったけど。
来年は色々、気合入れてチケット取ろう。