朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

映画ウィッシュ

ディズニー100周年記念の新作映画「ウィッシュ」と、同時上映の短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」

空く頃に行こうと思っていたらすっかり遅くなってしまった。
100周年の記念すべき瞬間に立ち会えていることが嬉しい。

www.disney.co.jp


ネタバレ感想



上映は短編→本編の順

▼ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-
人間が退勤した後のスタジオでキャラクターたちが100周年を記念して集合写真を撮るというショートストーリー。
大好きなキャラクターたちを一同に見られることに感動し、作品を超えた夢の共演に感動し、泣きそう。
やっぱりディズニー作品もキャラクターも好きだなと思えて、これだけでも観に行く価値がある映画だなと思った。
改めて色々な作品を見返したいし、まだ見てない作品もあるな。


▼ウィッシュ
18歳になると王に願いを預け、本人は願いを忘れて暮らすロサス王国。
王・マグニフィコによって選ばれた願いは魔法によって叶えてもらえるが、王は願いを選別し国や自分に不利益となる願いを叶える気はなかった。
真実を知った主人公・アーシャは“スター”や仲間と共に、願いを持ち主に返すべく国王に立ち向かう。

願いは本人の一部であり、抜き取られた人は何かが欠けてしまう。
願いは自分で叶えるもの。
ディズニーらしいメッセージが心が洗われる。
マグニフィコ王…今作の愛すべきヴィラン
きっと最初は国民の幸せのために願いを叶えていたはずが、願いを叶えてくれと言う国民の身勝手さに嫌気がさしてしまったのか。
願いを選別することも国を守るためと言えば、完全な悪ではないところが憎めない。
国民がアーシャの側について国王に反逆するところは若干急な感じがしたけど、闇落ちした王の姿を見て目が覚めたということか。
王妃様が味方についてくれる展開は熱い、あと王妃様の衣装デザインがとても素敵。

他の作品のオマージュが入っているのが面白くて、特にディズニー長編一作目の白雪姫は全面的にベースになっている。
・アーシャと7人の仲間
・地下の研究室にある毒林檎
・鏡、世界で一番ハンサム
・森を駆ける動物、顔のある木
・空を飛ぶことを願う女と空を飛ぶ研究をしている男(ピーター)
・星に願いを、フェアリーゴッドマザー など

ミュージカル映画という意味では、曲調のせいかキャラクターの雰囲気のためか、ショー感が強くて芝居パートと歌パートが分かれているかなという感じ。
最近ディズニー作品見ていなかったけれど、そういう感じだっけ。

作風やキャラクターなどは現代にチューニングされてどんどん変わってきているけど、根底にある部分は変わっていないことにホッとする。
これからのディズニーも楽しみ。あー、パークに行きたい。