朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2020夏アニメ感想。

2020年夏アニメ(2020年9月最終回アニメ)の一言感想です。
見終わりしだい追記していきます。
以下ネタバレ感想。

 ▼文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~
文学ネタには疎くて、授業で習ったレベルで作家と作品名がぼんやり浮かぶくらいなので内容を深読みするというより、作画と音楽が綺麗なアニメと思って見てました。
キャラも多くて、キャストさんも中堅どころが多くて楽しかった。
文アルユーザー兼文学オタクの友人は毎週頭を抱えてましたが。


富豪刑事 Balance:UNLIMITED
キャラデザはスタイリッシュで可愛くて好み。
OPやBGMもカッコよくて、作画もきれいで最初は期待大だったけど、うーん期待しすぎた?
熱血漢な一般人の春と、冷静で金持ちな神戸のデコボココンビが何だかんだ良いコンビになりながら事件を解決していくのかなと思っていたけど、二人が仲良くなるようなエピソードは少ないなという印象。
ただお互いの目的が一致しているから一緒に捜査しているって感じで何だか寂しかった。
春と星野の和解の方が見ていて面白かったな。
最後、神戸家の話になるのは別に良いけど、神戸が私情に走りまくりで、春がそれに全然ついていけてない感じも何だか…これ刑事ものだっけ?ってなってしまった。
金をバンバン使っていく神戸とヒュスクとのやり取りは軽快で楽しかった。
ノイタミナ枠の優秀AIというとジュイス(@東のエデン)を思い出す。
最終回のゲストに木村さんが出ていたのはそういうことなのか…?


▼GIBIATE
制作陣が結構有名な方が多く参加される?ということで、結構大きいプロジェクトなのかなと思い視聴しましたが、私のツボには全然刺さらず…。
海外に展開するためか、キャラデザや演出がちょっと古風だったり、武士とか忍とか極道とか統一感無い日本風のキャラが多かったり…まぁ、そのあたりはストーリーが面白ければ気にならないのですが。
肝心の物語が盛り上がらなくて感情移入できない。
未知のウィルスで人がバケモノになるという設定は面白いと思ったけど、バケモノが出てくる、退治する、仲間が増えるの繰り返しで後半はバタバタと仲間が死んでいく…。
キャラ同士の関係深くなっていたりしたら仲間の死もドラマチックになるけど、キャラが増えるばかりで深く関わるエピソードは少ないし、いまいち「死」に物語としての意味が感じられない。
最後はヨシナガは地球外生命体で、このウィルスの元凶。
メテオラの死でキレて暴走状態になるけど、メテオラの登場ってこれが最初じゃないよね?
今までにもメテオラと遭遇して、その時には何も明かさず、最後になってキレて色々明かして…わからない…地球外生命体だからわかりあえないという印象でも良いのか?
ワクチン研究も頓挫、千水もジビエに刺され、ジビエの群れが押し寄せて終わるという、解決も希望もない終わり方。
この後、別に物語があるのだろうか…救いがなさすぎる。

▼天晴爛漫!
面白かった!作品のテイストがかなり好みでした。
19世紀、アメリカ大陸横断レースという設定がまずロマンがあって最高。
キャラデザも、ちょっと国モチーフっぽくて、個性的で鮮やかでかっこいい。
レースがメインになるのかと思ったら、レースを邪魔する悪党をみんなで倒していく展開が多い。
ライバルでありながら、レースの邪魔をするものは許さない!的な一致団結が微笑ましく、熱く、テンション上がる。
特にディランとTJの共闘ギル戦はかっこいい。
ゴーストタウンに入っていくところから演出が良い。
最終回でTJの素顔が見れるのもおいしい。
アル・シャーレン・天晴の年少組は可愛い。
可愛いのにガンガン車を運転して、戦闘もこなしてくギャップが最高。
小雨の普段は気弱なのに実は剣の腕が立つところも良い。
あと、ソフィアは囚われのヒロインなのに実は酒豪なところとか、冷静にレースを運営してたセスが上着ぶん投げて天晴たちの作戦に乗っちゃうところとか、本当にキャラがみんな魅力的。
セス、出世狙ったりしてたけど、エンジニア気質でやっぱり車のこと好きなんだなぁ。
過去回とかシリアス回も挟みつつ、全体的にポップで爽快。
2クールでじっくり見てみたかった気もするけど、これはこれでテンポよくて楽しかった。


食戟のソーマ 豪ノ皿
5期…すごいですね。
回想とかで序盤のシーンが流れたりすると懐かしくなる。
みんな大人っぽくなったなぁと保護者目線(笑)
BLUE編、ノアールとの対決と思いきや、ラストは家族や親世代の話がメイン。
神の舌で料理に絶望した真凪、母と同じ道に怯えるえりな、二人を救えない薙切家の人々、家族の愛に飢える朝陽。
4期で強大な敵だった薊さんが弱ってて可愛かったね。
創真は全部笑って、料理にぶつけて、救っちゃうからすごい。
本当に見てて気持ちいいし、創真ならどうにかしてくれると思わせてくれる安心の主人公で、どんなにシリアス展開が来ても怖くない(笑)
かっこよくて男前で、創真の松岡さんのお芝居好き。
これで原作と同じく完結までの物語が終わったのかな?
このキャラ達の今後が見れないのは寂しいなぁ。
キャラも料理も作画が綺麗で、話も面白くて楽しかったです。
最後の方のおさずけのバリエーション謎すぎてめっちゃ笑った。


デカダンス
ガドルと呼ばれる巨大生物と戦いながら、人間が自由に暮らせる世界を目指す…のかと思いきや、2話で世界はサイボーグに支配されているという設定が明かされることに驚き。
1話の内容がひっくり返ること、大きな設定を2話で視聴者に明かすことに掴まれました。
内容としては良い意味で泥臭い感じで、ストレート。
世界を管理しようとするサイボーグに対し、全力であがいて自由な世界を勝ち取る。
何度も壊されかけながら支配を逃れようとするカブラギと、色々な事実を知り悩みながらも前に進むなつめと、二人の関係性はたくさん描かれてわかりやすい分、二人の世界が多くてちょっと中弛み。
他のキャラとの関係ももうちょっとほしかったな。
なつめとフェイやリンメイとの和解とか、カブラギとミナトがどういう仲なのかとか、ジルの過去とか。
ミナトがなんでカブラギに肩入れしているのかとても気になります。
作画はめっちゃ綺麗で、サイボーグ世界の平面っぽい感じとのギャップも面白かった。
サイボーグとかガドルのデザインが可愛くて良かったなぁ。


無限の住人-IMMORTAL-
絵柄、作風、パッと見の印象としてはシリアスで重ためな作品なのかと思いましたが、見始めてみたら、万次さんと凛のやり取りが可愛かったり、ツッコミどころのある敵がいたり、軽快な会話があったり、思っていたよりはライトな作品。
成年向けの注意書きが出てるようにエログロはかなり攻めてるし、めっちゃ明るい話というわけではないけど、2クール結構楽しんで見れました。
序盤は凛の親の敵討ちのため、逸刀流の剣士を倒しながら天津を目指す一話完結の話で、万次さんと凛がちょっとずつ仲良くなってくのが可愛い。
中盤は天津と凛が出会い、逸刀流の最後を見届けてから殺すという風に方向転換。
殺すべき相手なのに、再会しては助け合っちゃったりしてるのが可愛い。
終盤は力を持ちすぎた逸刀流は幕府・吐鉤群に追われることになる。
キャラがみんな外道でやばめの人なんだけど、どこか弱いところがあって魅力的。
凛ちゃんも、序盤は無鉄砲って感じだったけど、後半は度胸があって腕も立つようになってきて、悲しいけど強くなって好感度アップ。
逸刀流は天津と凶のやり取りが好き、19話最高。
凶は万次さんの共闘シーンも多くて楽しい、かっこいい。
百琳さんや槇絵さんみたいに綺麗で強い姉さんが多いのも楽しかった。
槇絵さんの戦闘シーンで三味線が鳴る演出が最高。
あとは作画、刀の作画がすごい。
刀がアップになったとき、刃紋まで描かれていたのに驚いてしまった。


ゾイドワイルド ZERO
1年間!お疲れ様でした!
野上さんの初主演ということでゾイドシリーズ初めて観ましたが、普通に楽しかった。
ロボとかメカとか好きだし、動物モチーフも好きだし、軍人キャラも好きだし、振り返ってみると自分の好きな要素多くて、そりゃ楽しめるわけですわ。
ゾイドデザインが毎回かっこよくて、五歳児のように興奮(笑)
イヌ科、猫科、恐竜モチーフの子たちが特に好き。
動物の原型も留めつつメカのかっこよさもあり、何より生命体として乗り手に懐くのが可愛い。
ジャミンガも好き、ゾンビっぽいデザインがちょっと怖くてかっこいい。
序盤はレオとサリーとバズの冒険ものになるのかなぁと思っていたら帝国軍と共和国軍と絡み始め、ジェノスピノ戦で合同軍結成。
ジェノスピノ戦はテンション上がって気持ちを掴まれたし、物語も動いていった感じ。
なんといっても一般人のレオ、共和国軍のディアス中佐、帝国軍のギレル中尉、脱走兵のバーンという立場が全然違うキャラの共闘が胸熱すぎです…。
ディアスとギレルはここからずっと合同軍だし、バーンはいいところでいつも助けてくれるし、イケメン枠?のキャラ達が仲良くなってくるとさらに楽しくなってくる。
あと、主人公のレオが明るくて元気だけど、頭が良いタイプのキャラだったので安心感があって良かったな。
後半は新帝国軍、イレクトラ、ゼログライジスと新たな敵が。
地球の命運をかけたかなり大規模な話になり、タイムワープがベースにあったり、科学船の事故とか地球の地殻変動とか、結構話が複雑になっていった印象だけど子供たちはついていけてるのか?
単純にラスボスとの最終決戦としてゼログライジス戦は見ごたえがあって楽しかった。