朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

ハイステ 頂の景色・2①


「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”頂の景色・2”」観てきました。

12月のゴミ捨て場の決戦の千秋楽で発表されてからまだ3ヶ月か。
終幕は寂しいけれど、今作もいつものハイステで楽しかった。

 
今作は春高3日目、烏野vs鴎台がメイン。
同時進行で梟谷vs狢坂も。
そしてラストは、高校卒業から5年後の日向vs影山の物語へ。

一幕と二幕は日向と影山それぞれの、バレーを初めてからお互いに出会うまでの話から始まる。
ラストの二人の物語への伏線というかおさらいになっていて良かった。
舞台いっぱいに、これまでのハイステの映像が投影されたところで鳥肌と涙が。
二人のこれまでの振り返りと同時に、ハイステのこれまでが詰まっていて、懐かしさとか、このシーン好きだったなとか、終幕の寂しさとか色々こみ上げてきた。
座席が第3バルコニーで舞台から遠いなと思ったけど、この全体に映像が投影されるのはすごく綺麗に見えて、むしろ3バルで良かったかもと思った。
ハイステは全体的に、床に投影したり全体のフォーメーションがかっこよかったり、全景で見ても楽しめる要素がたくさんあるので嬉しい。

今回の対戦校の鴎台は、今までの対戦校の「守備特化」や「攻撃型」とかそういうくくりの敵ではなく、オールラウンダーでスキがないという感じで、見ていてもなかなか突破口が見出せない膠着感を感じる。
鴎台の星海と日向の小さな巨人対決がメインになるのかなと思ったけど、後半のセリフにもあるようにプレースタイルは全然違っていて、意外と日向と対になるような感じではないのに驚き。
日向は身長が低くても身体能力を伸ばして高さと強さを求めるスタイルだけど、星海は身長を技術でカバーしてく感じ。
試合展開としてはなかなか辛い展開だけど、宮侑や及川さんが(心の中で)影山に絡んできたりして場を明るくしてくれるし。
ハイステのダンスやアクロバット入れたテンポの良い演出や、伸びやかで勢いのある音楽で重くなりすぎずに気持ちよく観れるところが本当に好き。

梟谷と狢坂戦はキャストの人数も少ないので、少人数で舞台やセリフを埋めなきゃいけないのでそういう意味で体力的にも精神的もキャストさんは大変そう。
メインは烏野なので時間配分的にはこちらは少な目だけど内容はしっかり。
桐生や赤葦の理性派な性格や過去に対して、それを受けてより鮮明になる木兎のカリスマ性というか純粋さがたまらなくかっこいい。
赤葦が木兎を制御していると思いきや、実は赤葦の方が木兎に憧れて・助けられているという関係性も良い…!

鴎台との決着は、日向の病気棄権による烏野のパワーダウンと、そこに加えての月島の負傷もあり鴎台に軍配。
メインキャラの負傷などでチームの戦力が低下して負ける、というのはスポーツ漫画あるあるだけど、そこに武田の「二度とこんな気持ちにならにように」と今後への教えが入るところがハイキューらしい。

春高の場面の後は、高校卒業。
制服姿の飛雄珍しい気がする、なんだか新鮮。
からの、5年後。
映像出演のキャストも含めて、大人になったキャラ達が観れるのは楽しいけど、高校生という短い時間の中でバレーを頑張る青春感が好きだったからちょっと切なさも(笑)
でも日向と影山の青春は終わらない。
各々チームに所属して、中学ぶりの対決。
木兎たちがチームメイトになってる展開もテンション上がる!
そして最後はオリンピックでチームメイト兼ライバルとして共に居るところで物語が終わり、最後まで二人は二人のまま、変わらずバレーを続けているところにホッとする。

原作読んでなくてストーリー自体初見だったから、ハイステというかハイキューの感想みたいになっちゃった。

・今作も運動量えげつない!中央坂と、盆2つのいつものセット。
 怪我なく終えられますように…!
・やっぱり赤名さんが演じる飛雄良い、動きとかシルエットが好みの飛雄。
・幼少期飛雄可愛い。
・飛雄、及川さん、宮侑のセッター組のシーンあったの良かった。
・最後の方のシーン、前のシーンで降った雪(紙)が舞台に残ってて、日向が動くたびに舞って足元がキラキラしてたのが可愛かった。
・一ノ瀬さんの(良い意味で)ヘラっとしたスガさんが今回もとてもスガさん。
・遊馬さんのバレーフォームが相変わらず綺麗。
・人数が多い、目が足りない。
 途中、他のお客さんが笑ってる場面あったけど他のとこ観てた?から何が起こったのか気付けなかった。

5月にまた行く予定。
無事に 終幕 できますように。