朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

刀ステ 天伝④

「舞台刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-」大千秋楽、おめでとうございました。
最後はライブビューイングで観劇。

千秋楽は配信も、円盤にも入るのでざっくり。
とりあえず今日思ったことを書こうかと思います。

追記
配信とか見ながら、思い出したことがあれば随時加筆します。


まずは、ステアラを映像化ってどんな感じだろうと思いながら映画館に行きましたが。
スクリーンまで全体を入れようとするとかなり引きになるし、ドーナツでの動きながらの芝居を追うのも難しそうで、ライビュで生でカメラで追うのも大変そうだけど、これから円盤用に編集するのも大変そうだなと思った。
ライビュはちょっと映像遅れたり、一瞬固まってドキっとしたりしたけど、無事に全部観れました。

劇場で観るとつい好きなキャラを目で追っちゃったりするけど、映像だとその場面のメインキャラに焦点が当たるので、またいつもとは見方が変わる。
3か月間観てきたことも加味されて、今日は歴史上に人物に感情移入というか、気持ちが寄った日でした。

天伝は歴史上の人物が結構気の毒な印象。
信繁は弥助から、秀頼は一期から、それぞれ自分が大坂夏の陣で死ぬことを知ってしまったり、家康は加州からここで死んではいけないと戦場での死を止められたり、天伝では未来を語るシーンが多くて。
自分の生きざま・死にざまを知った上で、その歴史に従わなければいけないというのは本人たちからしてみれば理不尽だと思うのも当然。
特命調査は既に改変されて正史から外れた世界だから例外かなと思うけど、正史の中でこれからの出来事を知ってしまうのは酷だなと。
九十九刀を折った後の、宗三から信繁に言う「歴史のままにお過ごしください」はなかなか厳しい言葉だなといつも思う。
彼らが口にする「間に合った」も相まって。
秀吉が足軽から実力で身を立てることができたような戦乱の世は終わり泰平の世になって…平和に生きられる反面、秀頼や信繁のように自分の実力は関係なしに世襲で自分の立場が決まるのはもどかしくもあり。
「自分が何者か」を考え続けてる中で得た最後の戦の機会なのに、親のように戦いを生き抜けずに自分は死に、家が滅亡するという未来を先に知ってしまうのは辛すぎる。

あとは、カットされてた一期の殺陣が復活してたのが嬉しかった。
タイミングが合わず生で観る機会はありませんでしたが、映像では観ることができて良かった。
クロバットも入った殺陣、めっちゃかっこ良かった。

カテコ挨拶。
コロナ禍で、緊急事態宣言も発令されて、そんな中で公演を行うは本当に大変だったんだなとキャストさんの言葉を聞いて改めて思う。
荒牧さんの挨拶がいっぱいいっぱいなのが特にそれを物語っていて、色々トラブルもあったと思うけれど、本当に千秋楽にたどり着けて良かった。

ライビュ特典映像、恒例のバクステ一言ご挨拶。
一応、ライビュ観た人限定なのでざっくり。
清光@松田さんの 愛してる の破壊力、きっと全あるじが可愛い大事にすると心中で叫んだ。
山姥切@荒牧さんと一期@本田さんは一緒に登場。
終わったねとブンブン握手をしたのが可愛い、素でホッとしてる感じで。
今作は本田さんが座長だけど、刀ステに長く関わってる荒牧さんもきっと座組を引っ張る役割を一緒に担って天伝を作っていったんだろうなというのを感じる。

終わってから実感というか、改めて感想書いてて3か月ってすごいことだなと思う。
ロングラン本当にお疲れ様でした。


[追記]
・なかなか考察難しそうなところなので触れずにいようと思ったけど、やっぱり気になるので…弥助が顕現させた出来損ないの刀剣男士、話し方とかが悲伝の鵺に似てるような気がするのはあえてなのか…刀ステにおけるうまく顕現できなかった刀の表現なのか、他に理由があるのか。
そもそも鵺ってどうやって生まれたっけ、悲伝見返して整理しよう。
足利家由来の刀の集合体、状態がおぼつかないのは複数の刀が混ざっていて無銘状態だから、義輝を守るという意思。
・360度回転の殺陣のときかな、真田丸で戦う骨喰がポール伝って降りてくるのやっぱりすごい。
真剣必殺後だから上半身(肌)をポールに擦らないように、かつ片手は刀持ってる状態って、片腕と足の力とバランスだけであのテンポで降りてくるの最高。
・カメラで抜かれた宗三の殺陣、腕の力強さ。
うちの本丸でも初期からガンガン戦ってもらってる愛着も込みで、美しく強かな宗三大好き、虚伝ぶりおかえりなさい。
いつか和田さんの歌仙と並んでほしいなぁ。