朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

bpmボナペティ

bpm本公演「Bon Appetit!-ボナペティ!-」行ってきました。

久しぶりのbpm本公演、待ってました。
更新日は観劇日ですけど、ネタバレ禁止なので公開は千秋楽終わってから。

 

今作も浅沼さん脚本・演出。
たくさん笑えて、ほっこりして、やっぱり浅沼さんのシチュエーションコメディ大好き。

舞台はとある料理教室。
初心者クラスに集まった生徒たちが、ぶつかりながら、協力しながら、少しずつお互いの悩みを解決していく。

今作の登場人物は実在の料理人や料理研究家の方の名前が元ネタ。
覚えやすくて助かる。
ふとした瞬間に図星さされて本音が零れてしまうキャラ達が愛おしい。
料理を作ってくれる人のありがたみ、アイドルとして生きる大変さ、子供のために自分を犠牲にすること、大人が無理をしていることに子供は気づいてしまうこと。
悩みをぶちまけて正論返されて、正論を素直に受け入れて変化していくストレートな流れが気持ち良い。

タクシー運転手・山本の、周囲のタクシーに対する不満、山本の会社に対する不満色々ぶちまけた結果、ケンタロウが色々アイディアを出していくところが最高。
精神的に前向きに変えてくだけじゃなくて、具体的に問題解決していくところがまたスッキリ。
それにしても伊藤さんのチャラキャラ、相変わらず似合いすぎてて最高。

そして最後は、栗原と平野が実は兄弟ということが判明。
栗原は母親と喧嘩しておふくろの味を捨てるために料理を勉強。
抗って定まらない味は結局おふくろの味なのか、娘の作る料理が必要ということかなのか、そのへんが良くわからなかったけれど。
皆で結婚式の準備をバタバタと進めるシーンは大好き。
仕事も年齢も経歴も全然違う人たちが集まったからこそ、「自分はこれを準備する!」とそれぞれの得意分野で話がトントン拍子に進んでいくのが、なんだか人との縁って大事だなぁと思わせる。