朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

ギヴン

舞台「ギヴン」

公式で終了まで公式でネタバレ禁止出ていた気がしたので、記事作成日は観劇日ですが公開は千秋楽後にしています。


アニメのTVシリーズ&映画がとても良くて好きな作品なので、舞台化も楽しみにしていました。
昨年延期になったのは残念でしたが、キャスト変更もなく、生演奏などがきっとパワーアップした状態での上演になったと思うので結果オーライ。

物語は1幕が真冬と立夏の話、2幕が春樹と秋彦の話。
TVシリーズの冬と夏の話だけだと思ってたから、春と秋の話も入っていて驚いた。
春と秋の話は映画版も2時間弱だったからだいたい同じくらいの尺?だけど、冬と夏は12話アニメを1幕にまとめたのでやや駆け足感。
ストーリー的には問題ないけど、ちゃんと由紀役の役者さん立てて由紀と真冬のお芝居観たかったなぁとか、真冬と立夏の買い物したりするシーンほしかったなとか欲が出てしまう。
あと、場転が多いのは仕方ないけど、パッパと切り替わっちゃうから会話の余韻とかがほしいなとか。
でもドラムセット常設しておかなければいけない状態で、場転・物語はめっちゃスムーズ。

真冬と立夏の話は可愛い、高校生可愛い。
話がスッキリした分、二人が音楽を通じて少しずつ近づいていくところが主軸に描かれてる印象。
真冬は歌声がアニメそっくりで驚き、歌もうまいしライブシーンとても良かった。
立夏は表情豊かに真冬に振り回されて可愛い。
アニメで好きだった「おいで」のシーンが観れて眼福。
春樹と秋彦と雨月の話は辛い、けど好き。
ギヴンキャラだと春樹に感情移入しがちなので、傷ついて傷ついてそれでも秋彦を捨てきれない春樹が切ない。
アニメよりも可愛さ増し増し春樹さんで可愛い。
可愛い系ベーシスト、生身の人間が演じているのを観て改めて良いなと思った!
秋彦は、キャスト発表されたときから楽しみにしていました。
川上さんの秋彦最高、繊細そうで凄みがあって、悔しいけどいい男な秋彦。
スタイルの良さが際立つスキニーパンツで、ドラムごりごり叩いてるのかっこよすぎ。
雨月はバイオリンを弾く所作が美しかった!
アニメの印象に近いんだけど、より一層繊細でか弱い感じがあって、幸せになってほしいと願ってしまう。。

あとは何と言っても生演奏。
キャストさんが生演奏するのって珍しいし、何なら舞台は「お芝居」をするところだから実際に演奏しなくてもそれはそういうものとして全然観れるのに、あえて生演奏にしているのがすごい。
緊張感も迫力も増してかっこよかった。
昨年の当初の上演前から練習してくださって…本当にありがたいです。