朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

オペラ座の怪人

劇団四季オペラ座の怪人」観に行ってきました。

有名な作品だけど初めて。
ずっと気になっていたけどロングランだとついつい後回しにしがちで、やっと観に行きました。


ストーリーはざっくり、オペラ座の怪人・ファントムが、コーラスガール・クリスティーヌに歌を教え、歌姫として開花した彼女を我が物としようとする。
クリスティーヌは、一時は音楽の天使として自分に歌を教えてくれたファントムに惹かれるも、彼がオペラ座で起こす事件の数々に恐ろしくなり彼の元を去る。
という解釈で合っているのか。

ファントムはかつて見世物にいた醜い顔の男、しかしあらゆる分野において天才的な頭脳を持っている…らしい。
醜い顔で辛い人生を歩んできたんだろうなということは察することができるけど、マダム・ジリーの説明しかないのでもう少しバックボーンが知りたいところ。
クリスティーヌに歌を教え、自分の歌姫としようとするも去られてしまい残されるファントムが可哀想でもあり、独りよがりで強引すぎるなという自業自得感もあり…。

クリスティーヌは、なんというかあっさりしたヒロイン。。
醜い見た目の主人公でも愛するとか、主人公の過ちを正すとかそういうイメージだったので、ファントムが恐ろしくなったら別の男と逃げだしてしまうんかーいって感じで拍子抜け。
自分に歌を教えてくれた恩師で、一瞬は惹かれた瞬間もあったように見えたのになぁとちょっと寂しくなってしまった。

そんな感じで主人公とヒロインの関係にはもやもやしつつ。
音楽は素晴らしかった。
楽曲は知っているものも多いので生で聞けて楽しかった。
セットも大がかりで、OPでかつてのオペラ座に時が戻りセットが組まれてゆく演出はテンション上がった。
天井のセットの上をファントムが歩いていたりするのがチラっと見えるのも素敵だった。