朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

舞台呪術廻戦

舞台「呪術廻戦」行ってきました。

普段は他の方の感想など、あまり事前に読まないようにしているのですが、流行りの作品ということもあり、感想も色々耳に入ってきて。
なかなかマイナスな意見も多く若干の不安を抱えつつの観劇でしたが、それを聞いていたこともあり?思っていたほどでも。

どこまでフラットな気持ちで観れているか微妙なところですが、以下ネタバレ感想です。
思っていたほどでもと言いつつ、色々書いてます。






座席は1階後方センターブロックでしたが、銀河劇場は見やすい。
原作未読、アニメ視聴済みですが特定の推しキャラはいない、ゆる追い勢の感想です。
今作に限らずですが、マイナスな点は作品が悪いという意味ではなく、自分の好みには合わなかったという意味で書いてますので。
感じ方は人それぞれ、あくまで個人的な感想です。


ストーリーは、物語の始まりから真人との戦いまで。
アニメでいうと1クール分。
少し駆け足だけど、物語序盤でどこが山場かと言われると、やっぱり明確な意思をもった敵が登場するここになるかな。
アニメ放送からだいぶ経って忘れてるところもあったので、こんなこともあったなぁと思い出しながらちょっと新鮮な気持ちで観てました。

学校で宿儺を宿す話、少年院の話、特訓や交流戦に向けての準備や漏瑚戦を挟みつつ、ラストの真人戦へ。
序盤は短編が多いことや、虎杖と他の1年生たちが別行動をしていることもあり、場面の切り替わりが多く、話がぶつ切れになるところも。
ただ、暗転は少なく集中力が削がれることが無かったのは良かった。
個人的には少年院編にもう少し尺がほしかったなという印象。

脚本・演出のお二人の作品を拝見するのは初めてかな。
過去作は評判の良い作品が多いので期待してましたが、コメディが得意な方たちのようでネタ多めでちょっと間延びする。。

キャラクターのビジュアルは満足、美しい。
呪霊たちもそのまま再現しているのがすごい、パンダは…大変ですね。
キャラ解釈は色々意見を見かけましたが、ゆる追いとしてはさほど気にならなかった。
五条@三浦さん、久しぶりに拝見しましたが相変わらずスタイルが美しい、顔小さい足細い…!(2か月後にはFONSの世界に居るの…?)
真人@太田さんも子供っぽくて可愛いキャラと身長高くて存在感ある体躯のギャップが良い。
順平@福澤さんは初めて拝見しましたが、順平の神経質っぽい感じのお芝居が良かった、ダンスも上手そうで気になる。
ななみん@和田さんは、出番少な目だけど登場人物の中ではアクションシーンが多く、重心低めの殺陣は好みなので良かった。

舞台セットは、鉄の骨組みに網や蔦のようなものが絡んだものがいくつかと。
舞台上に幕3枚、前面にも幕と、紗幕多め。
幕は映像投影してるときは良いけど、白地に照明を当ててるだけのシーンも多くちょっと殺風景。。
虎杖祖父の遺言や、状況説明を文字で投影することも多かったけど、役者さんの動き見てると文字を追いきれないことも多かったので、説明はセリフでも欲しかった。
特に「内一名死亡」はインパクトあるフレーズだけど、説明文が短時間で読み切れなくて、初見の人は1年生の1人が死ぬという情報をキャッチできなかったのでは…と思ってもったいない。(まぁ、その後虎杖が死んだという雰囲気が薄いのでその程度でも良いか?)

戦闘シーンは忠実に表現しようとしているのはわかるけど、幕全体に映像投影して役者さんの姿が一切見えなくなってしまうことが何回かあったので、そこは舞台作品として残念。
役者さんのアクション見るのが好きなので、戦闘はもっとお芝居で魅せてほしかった。

歌に関しては、ミュージカル作品じゃなくても歌入り舞台はあるので、歌うことに関しては良いと思うのですが。
(歌で物語や心情を展開しているわけではないので、ミュージカルではないと思ってる)
ただ、「そこ歌で盛り上げるシーンか?」とか「セリフで言った方がわかりやすいんじゃないかな?」と思う内容が多く、歌を入れる効果はあまり感じられなかった。
歌が上手いキャストさん多いから歌わせたくなっちゃったのかな。
好みの曲がなかったというのも大きい、曲がツボれば楽しいかも…?

作中では明るめの曲が多かったけどエンディングはしっとり。
ラララ…で全員出てきてそのままカテコに入るのは、なんと言うか意外。
とても個人的な趣味だけど、舞台の「全員集合して決めポーズ」みたいな演出が好きなので、オープニングでも全キャラ揃うシーンは無かったし、全員揃ってのかっこいい姿が観れなかったのは寂しい。

カテコでは虎杖@佐藤さんからご挨拶。
カーテンコールの最後に「帳を降ろしましょう」とお客さんも一緒に詠唱(指組むだけ)するんだね。
カテコでお客さんとセリフとかポーズとか一緒にやるような舞台は最近あまり出会わないから懐かしい気持ち。
カテコの並びが、三浦さん和田さん太田さん藤田さんが横並びだったのが嬉しい。
この方たちの共演が観たくて来た気持ちも大きいので眼福。

自分の中でかなりハードル下げてたのもありますが、想像してたより楽しかった。
いち舞台作品としてはギリギリ及第点だけど、じゅじゅの舞台化としては…という感じ。
もっとこうしてほしいな、というところは公式アンケートに送ります。