朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2022夏 熊本・奈良・京都旅行

2022年8月24~27日、夏の恒例となりつつある一人旅をしてきました。
記事を書きかけのまま放置してしまっていたので、これを書いているのはだいぶ後ですが、備忘として簡単にメモ。

今回の旅のメインは『細川コレクション「 雅 -細川家の歴史と美-」展』
歌仙兼定は東京の永青文庫さん所蔵なので東京の特別展でも見られる機会はありますが、綺伝を見て熊本に行ってみたいという気持ちが高まったので久しぶりに刀遠征。


▼24日
飛行機で熊本まで飛び、早速熊本県立美術館へ。
熊本城の横を通って徒歩で美術館まで…お城の敷地が広い…。
「雅 -細川家の歴史と美-」の展示は本館の横のこじんまりとした別棟ですが、平日ということもあってか空いていて見やすかった。
展示室に一人になる瞬間もあって、歌仙兼定を一人で見られる贅沢(しかも写真OK)は東京ではできないかもと思うと来た甲斐があった。
片手打ちのスッキリとした姿はいつ見ても綺麗。
本館の「再発見!ジモトアート 人でつながる熊本の美術」も鑑賞。
細川三斎様が下絵を描いたと伝わる屏風絵も展示されていて、こちらでも細川家にまつわるものを見られて楽しかった。

▼25日
朝イチは水前寺成趣園
細川家が作庭した庭園で、細川家歴代藩主とガラシャ様をお祀りしている出水神社や京都から移設された「古今伝授の間」があるという盛り沢山な庭園。
のんびり歩くと1時間かけられるくらい、広い池と生い茂る緑が居心地よいお庭。
お茶とお菓子を古今伝授の間でいただけたりもして満喫。

その後は熊本城へ。
街にお城があるのって土地の歴史を身近に感じられていいなぁ。
本丸は修理や復元で当時そのままでない部分もあると思うけれど、間近で見るお城の迫力に圧倒される、反面、敷地内にはまだ震災の影響で立ち入り禁止になっている区域や、崩れた石垣が見えたりして痛ましくも。
慶長熊本@とうらぶに出てきた「闇り通路」は、地下通路的なイメージだったけれど、本丸御殿の影になって暗いだけで地上にあるというのが意外。
現地見ないとわからないこともあって勉強になる。

そして新幹線で京都へ移動。

▼26日
刀剣乱舞の剣奉納プロジェクトで剣が奉納された、奈良の石上神宮に参拝。
プロジェクトの映像を見たときにとても鶏の声がするなと思ったら、神の使いとして境内にたくさんの鶏が。
朝だったからか、元気に走り回っている姿が可愛くて予定以上に留まってしまう笑
行きはバスの時間に合わせたけど、帰りはちょうど良いバスがなかったので徒歩で駅まで…20分くらいだったかな、歩けない距離じゃないけどタクシーでも良いかも。

その後は奈良駅へ…鶏に鹿に、動物に会う一日 笑
まずは奈良国立博物館の特別展「はっけん!ほとけさまのかたち」と「中将姫と當麻曼荼羅 ―祈りが紡ぐ物語―」。
ほとけさまのかたちは子供向け企画だけど勉強になるし、品薄になっていた図録も無事に買えて良かった。(ざんまいず可愛い)
中将姫の方はニコ美で映像で見たけれど、巨大な當麻曼荼羅の実物は圧巻。

その後は春日大社に参拝。
途中、国宝殿「春日大明神に祈る 時代を変えた兵(つわもの)ー頼朝・義経から幕末までー」に寄り道。
特別展の刀・甲冑もさることながら、常設の鼉太鼓が美しかった。

▼27日
最終日は京都散策。
最初は本能寺にお参りし、「薬研藤四郎復元記念展」を鑑賞。
アクリルケースに入っているとはいえ、実際に薬研藤四郎(復元)を手に持つことができて嬉しい…すらりと小ぶりの美しい短刀。
次に建仁寺で穏やかな庭を眺めて、「双龍図」を見て。
ずっと気になっていた吉祥菓寮さんできなこパフェを食べ、ミミズクヤさんで着物のお仕立てオーダー…いつも寺社仏閣・史跡巡りが多いですがお店巡りも楽しい。
最後は京都旅行定番の京都国立博物館「「河内長野の霊地 観心寺金剛寺」。
こちらもニコ美で予習済み、なかなか渋い展示だったので予習しておいて良かった。
ぐるりと甲冑に囲まれる展示が印象深い。
そして、久しぶりにトラりんにも会えて満足、相変わらず可愛い。

熊本&京都・奈良という謎の大移動ですが、行きたかったところを詰め込んだ旅で楽しかった。
もう少し日数があれば、熊本~京都間も途中下車して色々巡りたかったところですが。
今年の夏旅は以上。