朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

エリザベート2022③

ミュージカル「エリザベート」2022
10/16ソワレ公演。

 


キャスト組合せ
エリザベート花總まりさん
トート :古川雄大さん
フランツ:佐藤隆紀さん
ルドルフ:甲斐翔真さん
ゾフィー涼風真世さん
ルキーニ:黒羽麻璃央さん


プロローグを聞いていて、改めて19世紀の物語なんだなと思った瞬間、ゾフィー様の言動がストンと落ちた日でした。
19世紀、少し前に産業革命が起こって、日本で言うと幕末の転換期。
文明が大きく進んで、国や政治の体制も変革が起こっている時代だからこそゾフィーは、このままでは変革の波に飲まれて帝国は滅びてしまうことを感じ取り、危惧していて。
波に逆らうために「強く厳しく」律し、伝統やしきたりを守ることで、帝国を保てると信じている。

そう思うと、ルドルフの国を思う心はおばあ様譲り?
フランツは自分の国で革命が起こるなんて考えていないし、ゾフィーのように帝国滅亡の危機も感じ取れていない感じだけど。
ルドルフは、帝国の体制を守るゾフィーとベクトルは違うけれど、民衆と未来の足音を感じ取って国を守ろうと考えているとことはゾフィーと似ている。
国を憂う心はゾフィーの教育の賜物なのかもしれない。
そう思うと、フランツやシシィに突き放されて死んでいくのもなんだか重なる。


memo
黒羽ルキーニがマデレーネのローブ?を羽織るのが最高。
他の人がルキーニ演じてるときに見たのか、ルキーニが受け取ったローブを着てるイメージがあったので。
今までは受け取って持ってるだけだったけど、今日は着てくれて嬉しいー。
娼館楽しんでる感じが良い!
日に日に黒羽ルキの自由度増してるのかな、これからも楽しみ。

古川トート
ルドルフが革命運動に加わった瞬間、後ろに立っているところで口元に触れている。
魂を食らう、死の口づけの暗示なのか。