朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

劇団ハイキュー!!旗揚げ公演

「劇団 ハイキュー!! 旗揚げ公演」
8/27昼公演行ってきました。
ハイパープロジェクション演劇ハイキューから劇団ハイキューになって再始動。

www.gekidan-haikyu.com

 

ネタバレ感想


物語は日向・影山の中学時代~烏野入学~青葉城西との練習試合~東峰・西谷復帰まで。
ハイキューアニメはずっと追いかけていますが、演劇ハイキューは途中から知って観始めたので、物語序盤を舞台として見るのは初めて。
回想があったり、場転や衣装替えも多かったですが、脚本が要点を押さえて綺麗にまとまっていて、転換の演出もスムーズでテンポが良く見やすかった。

演出は、ボールの使い方などのバレーの演出だったり、ダンスを入れる部分だったり、演劇ハイキューを彷彿とさせるところもありつつ、プロジェクションを使わないというところで良い意味でアナログ感が増して新鮮。
舞台の周り全部が客席に降りられる階段になっていて、サーブの助走で客席を使ったりする演出は面白くてキャストさんを近くで見られることも嬉しかったけど、客席に埋もれて若干見辛かったり手狭な感じも。
今回は旗揚げ公演ということで様子見のキャパかな。
公演が始まってチケットもキャンセル待ちが出るほどだったので、次回はもう少し広い会場になると良いな。

物語的には、変人速攻を始めたころの日向と影山の関係性が懐かしい。
この先の二人の成長を知っているからこそ、影山がまだ「“俺が”合わせる」と主導権も責任も一人で背負っているのを見ると辛い。
二人が互いに支え合えるようになる姿が見たいと思いつつ、そこに至るまではまだまだ試練と強敵が待ち受けていることを思うと、頑張れと感情移入して泣きそうになってしまう。

キャストさんは舞台経験浅い方が多いかな、滑舌などでやや甘さはありつつもそれ以上に熱量、物語のパワーも体力勝負な演出にも食らいついていくパワフルさがあって良かった!またこのキャストさんで続きも見たい。
個人的には大地@磯野さんの話し方がイメージにとても合っていてツボでした。
普段の温厚さ、キャプテンとして発する言葉、旭に対する言い方…相手や場面によって変化があるけれど、どれも大地のイメージにピッタリ合っていて良かった。

嶋田マートがジャンフロしたときにボールを動かす役目を山口がしているのは、やっぱり今後の関係性も含めての演出なのかな!?
前述の日向と影山の関係性もだけど、先の展開を知っていると見えるものも変わってきて面白い。

演劇ハイキューに楽しい思い出があるので、再始動でどんな作品になるかなという気持ちもありましたがとても面白かった。
今回が“旗揚げ”ということで、今後続いていくことを期待しています!