朧月夜の独り言

趣味に関する備忘録と少しの日常

2023夏 函館旅行

今年の夏休みは初の函館旅行。
新選組を追いかけてとうとうここまで。
史跡巡りしつつ、今回は母も一緒だったので所謂観光地なところにも行けて良い旅でした。


▼9/13
昼頃に函館空港着、五稜郭へ。
日野や京都や、新選組関連の史跡は少し巡ってきたけれど、今回の旅はより感慨深いというか、江戸から遠く離れた最後の地で何を考えていたんだろうと彼らに思いを馳せることの多い旅でした。
箱館奉行所(復元)も展示スペースが多くて見ごたえあった。
復元できているのは一部ということで、いつか全て復元された姿が見られたら良いな。

六花亭五稜郭店の喫茶室で食べたマルセイアイスサンドが美味しかった!
喫茶室というか店内の一部が喫茶スペースになっている感じで、あまり席数は多くないので、今回はすぐに入れましたがお花見時期などは混みそう。

函館タワーも入りつつ、夕方に函館山へ移動。
夜景は綺麗だったけど、日暮れ前からベストポジションは埋まっていて。
9月の平日なのにこんなに??と驚くほど、夜景が綺麗に観られる時間帯には人混みで大変だった。
夜に観光できる場所は限られるからか、今回の旅一番の混雑スポットでした。


▼9/14
新選組最後の地と弁天台場跡の碑を見るため、市電の終点まで行き。
市電の道を戻りながら、旧函館公会堂や教会を見学しつつ、赤レンガ倉庫へ。
雨だったのでゆっくり景色を眺めながら散歩ができなかったのが残念でしたが、建物は趣があって素敵でした。
明治以降の歴史はあまり詳しくないのでそのあたりも調べたいなぁ。

午後はトラピスチヌ修道院へ。
戻りのバスの都合で滞在時間は20分程度でしたが、一般の人が入れるのは前庭と資料館のみなので十分見て回れる。
敷地全体はかなり広そうですが、修道女の方が日々生活する場所ということもあり静かで素朴な印象。
観光の方がほかに数人だったこともあり、とても落ち着く空間でした。


▼9/15
市電のもう一つの終点「谷地頭」まで行き、函館八幡宮、碧血碑、立待岬へ。
碧血碑に行けたことは、この旅で一番の感動。
碧血碑を目の前にしたときに、お墓や最期の地よりも、当時の人が旧幕府軍のために立てたこの碑が「新選組の終着点」のような感覚がして。
まだ行けていない場所もたくさんあるので、新選組の史跡巡りはこれからも続けますが、それでもここが、彼らを追いかけて辿り着いた一つの締めくくりなんだという想いが込み上げてきて感慨深かった。
史実と作品はもちろん別だけれど、ノーマルエンドの彼らの足跡を追い続けた千鶴と彼らの背中がパッと思い浮かぶ…。
史実も作品も、どちらの彼らのことも偲びながら…ずっと居たいなと思える場所でしたが、夏なので虫が!笑
今回の旅で初めて虫よけが活躍しました。

立待岬は景色が綺麗で、駅からやや歩きますが行って良かった。
うっすらと見える本土を眺めながらやっぱり、江戸を出て箱館まで来た彼らの心持ちを思わずにはいられない(上陸地点はここではないですが)
東京は故郷だし、京都は組織として活躍していた地なので前向きな気持ちになれますが、函館は切なさの方が勝りますね。

旅の最後は滑り込みで土方さんの最期の地・一本松関門へ。
こちらも、公園の一画に石碑が建てられている静かな場所でした。

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娘の趣味に付き合ってくれる母のおかげで色々巡れて充実の旅でした。
一人旅だと食事を適当に済ませてしまうのですが、今回は美味しいご飯を食べたいという目的も果たせて満足。
ホテルの朝食付きプランとか久しぶりに泊まったし、テレビでよく見る函館朝食戦争のバイキング美味しかった~。